エージェンティックAIとは、単に質問に答えるだけの応答型AIとは異なり、状況を感知して計画を立て、必要なツールを使い分けて実行まで行うAIのことです。人間が操作の「ゲート」となり、AIの行動を事前に確認・承認することで、勝手な行動を回避する仕組みが特徴です。これまでのAIとの最大の違いは、受動的に答えるのではなく能動的にタスクを実行する点にあります。
エージェンティックAIはまず、与えられたタスクや状況を正確に感知し、必要な情報を収集するための計画を立案します。次に、タスクを細分化し、それぞれに適した外部ツール(検索ツール、計算ツールなど)を選択して実行に移します。各ステップで結果を確認し、必要に応じて計画を修正する能力を持つため、複雑な長期タスクでも段階的に達成可能です。これにより、単発の質問応答では対応できない高度な処理に対応できます。
エージェンティックAIの品質は、「状況感知の正確さ」「計画の適切性」「ツール選択の妥当性」「実行結果の精度」で判断できます。例えば、タスクの目的を誤解せずに計画を立てられるか、不要なツールを使わずに効率的に実行できるか、結果が人間の要求に沿っているかが重要です。また、途中経過を明確に示し人間が確認しやすい仕組みがあるかも指標になります。安全機能の有無も、不適切な実行を防ぐ点で信頼性に影響します。
応答型AIはユーザーの質問に対してその場で情報を整理して答えるのが主な役割で、過去の会話履歴を参考にすることはあっても、自発的にタスクを実行することはありません。一方エージェンティックAIは、ユーザーが明示的に要求したタスクに限らず、状況から必要な作業を判断して計画を立て、実行まで行う点が大きく異なります。例えば「旅行の計画を立てて」という要求に対し、応答型AIは情報を列挙するだけですが、エージェンティックAIは日程調整や予約手続きまで段階的に実行します。
OneOneTalkはエージェンティックAIの特徴を活かした「個人AI OS/デジタル分身」を提供しています。このデジタル分身は、長期的な記憶を検証可能な形で保持し、人間から委託されたタスクを段階的に実行して確認用のレシートを残す機能を持ちます。また、人間と共に確認された履歴を作成するため、AIの行動に対する透明性が確保されています。エージェンティックAIの「人間がゲートとなる」仕組みを取り入れ、安全かつ効率的なタスク実行を可能にしています。